酒類卸のプロフェッショナルに聞く仕事の魅力と挑戦

酒類卸業界で輝く村上さん。多忙な日々を駆け抜ける中、顧客満足を追求し続ける彼の姿はまさにプロフェッショナル。ユーモアあふれる失敗談には深い学びがありました。家庭と仕事のバランスを保ちながら、新たな挑戦に向けて歩むその魅力に迫ります。

この会社で働く中で、印象に残っていることを教えて下さい

オーリックは、2005年に福岡の業務用酒販会社と合併し、拠点を構えました。私は合併前からこの業界に従事していました。当時、西方沖地震の影響で、多くの商品が割れ、とんでもないことになりました。鹿児島から会長をはじめ多くの方がヘルプで駆けつけてくれて、1日がかりで片付けを行い、次の日には営業を再開する姿勢に感銘を受けました。このような迅速で責任感のある企業文化に深く感動しています。

1日の仕事の流れを教えてください

朝出社してから、前日のお客様からの問い合わせやご注文の回答を準備します。その後、朝礼を行い、15分から20分の掃除をします。9時からは営業ミーティング、10時からはメーカー様との打ち合わせがあります。11時からは商談に出かけ、12時にはランチ訪問を行います。午後は、既存の得意先様や新規の飲食店様を中心に訪問。1日4件〜5件のアポイントをこなします。若手の商談に同行し、フォローも行います。日々の仕事の中でお客様の満足を感じられることが、何よりの喜びです。

会社の雰囲気はどうですか?

全員が経営理念のもと行動していますので、部署の垣根を越えて仲良く協力しながら仕事をしています。
とても良い雰囲気です。様々な業態の飲食店様とお取引きがありますので、常に地域のトレンドを知ることができるのも嬉しいです。私は配送営業部から営業になりましたが、自分の希望で色んなチャレンジができるのも魅力です。

ソムリエを志したきっかけは?

2015年に会社から推薦され、フランスとイタリアに1週間渡航する機会をいただきました。現地ではワイナリーを巡り、多くの知識を得ることができました。しかし、その時はまだ資格を持っておらず、知識が不十分であることを痛感しました。そこで、もっと勉強しなければならないと強く感じ、ソムリエを志すことにしました。

失敗談や苦労話はありますか?

一度、お酒の飲み過ぎで中洲川端の川に落ちたことがあります。二度と同じことのないよう、お酒の正しい飲み方を覚えました。飲みすぎると嫌な記憶になるため、一番気持ちの良いタイミングでお酒を控えることが大切です。自分も周りの方も気持ちよく過ごすために、この教訓を生かしています。

プライベートはどのように過ごしていますか?

休日は家族と過ごすことが多いです。3人の子供がいます。年に2回は旅行に行き、子供たちに多くの経験を積んでもらいたいと思っています。私も興味があり、日本の文化を知ってもらうよう意識しています。最近では、京都や奈良の寺社仏閣を訪れました。今年の正月は鹿児島の桜島の麓で過ごし、知覧の特攻記念会館も訪れました。

これからの目標やチャレンジしたいことは?

来年、ウイスキーエキスパートの資格を受験する予定です。お客様がますます詳しくなってきているので、対等に提案できるように自分も成長し続けたいと考えています。また、会社やインポーターさんにも貢献できるように知識を深めたいと思っています。自分自身の成長とお客様の満足を目指し、これからもチャレンジを続けていきます。

<
記事一覧へ戻る
>
<
>
記事一覧へ戻る